えのキングの投資日記

日本株投資日誌

5/19(木) ここからは、米10年国債利回りに注目! 米株の明日を占う 

5月18日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1137/値下がり銘柄647
騰落レシオ(25日) 92.72%
空売り比率 41.1%
売買代金 東証プライム 2兆9698億円
     東証スタンダード 979億円
     東証グロース 1131億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX


【業種】


【個別】
SOX指数5%を超える上昇になったことを材料に、東京エレクトロン(8035)ディスコ(6146)ローツェ(6323)など半導体関連が物色されています。

任天堂(7974)SMC(6273)富士通(6702)など値嵩株の一角が大幅高になり、米国治験実施施設を買収したエムスリー(2413)閉鎖していた甲府工場をパワー半導体生産ラインとして稼働再開すると発表したルネサス(6723)が物色されています。

ビフィズス菌BB536」中国「新食品原料」に登録されたことを発表した森永乳業(2264)が大幅高になり、「Tik Tok」広告掲載できる拡張機能を提供すると発表したBASE(4477)が急騰しています。

本日から不動産取引の電子契約が全面解禁になったことから、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」を提供しているクリアル(2998)が大幅上昇になり、同業のGAtechnorogies(3491)も買いを集めています。

反面、原油をうけて、INPEX(1605)ENEOS(5020)軟調な動きになっています。

ウォルマートが決算を受けて急落したことから、ファーストリテイリング(9983)イオン(8267)ローソン(2651)セブン&アイHD(3382)など小売株の一角が売られています。

Food&Life Companies(3563)くら寿司(2695)串カツ田中(3547)など外食関連の一角が売り込まれています。

みずほ証券目標株価5050円→4800円にひきさげたワークマン(7564)が大幅安になり、不適切な会計処理が判明した三協フロンテア(9639)ストップ安まで売り込まれています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は4日続伸!

25日線(26730円)75日線(26823円)を上抜き、下降していた25日線も上方転換しています。

MACDゴールデンクロスしてきており、3月から続く下落トレンドに終止符をうてるかが注目されます。

しかしながら、価格帯チャートをみると、27000円より上は、かなりの売買をこなしており、ヤレヤレ売りが出やすいところです。

本日は東証プライム市場売買代金3兆円割れになっていますが、この水準を上抜くためには、外国人の商いを伴う強い買いが必要になりそうです。

【本日のトピック】

www.nikkei.com

さて、昨日のウォールストリートジャーナル主催のイベントで、パウエル議長は、あらためて「大幅利上げも躊躇しない」と発言しています。

マーケットは発言直後は軟調になったものの、切り返す動きになり、ショート勢が慌てて買い戻した動きが見られています。

昨日も長期国債金利上昇する中、ナスダックはプラスになりました。
少し前の金利上昇=株安とは状況が変わっています。

https://www.bing.com/ck/a?!&&p=8c1017778c1b02448ff82c67f5e333826419abbdcde479e1d916d81922960633JmltdHM9MTY1Mjg3MDMyNSZpZ3VpZD0zOWM3OGU1NS0xNGQ0LTQ2M2ItYjFkOC04ZjQ3NmNmMzY1YmUmaW5zaWQ9NTE1OA&ptn=3&fclid=b152b2ea-d696-11ec-9e99-abcac6d730eb&u=a1aHR0cHM6Ly93d3cuY21lZ3JvdXAuY29tL2phL3RyYWRpbmcvaW50ZXJlc3QtcmF0ZXMvY291bnRkb3duLXRvLWZvbWMuaHRtbA&ntb=1

年末のFED WATCHをみると、2.75%~3%までの利上げまでに留まると考えている人が22.9%+50.7%=73.6%になり、あと0.5%の利上げ4回程度あることを織り込んできていると思われます。

米国10年国債利回り

ここから、注意深く見ておかないといけないのが、長期国債利回りです。

前回高値の3.2%以上の利回りになってきた場合は、マーケットが、年3%の利上げでは間に合わないと認識し始めたということです。

その場合は、再び、金利上昇=株安という流れに戻ると思います。

長期国債利回りが、現状の3%程度で推移すれば、年末まで3%以上の利上げになると思っている人の空売りの買戻しが入り、マーケットもしっかりの動きが続くと思います。

https://www.bing.com/ck/a?!&&p=de844018016c9a45a5c8c51415c6aa33bf6b4889112761faea552df199def677JmltdHM9MTY1Mjg3NDUxMCZpZ3VpZD0xN2VmNDYyNS1hMjYxLTQ1ZmEtOGRkZC1kZWM4MjM5M2FmNGEmaW5zaWQ9NTE2MQ&ptn=3&fclid=6fb62785-d6a0-11ec-8c3f-04a782a342bc&u=a1aHR0cHM6Ly93d3cuY25uLmNvbS9tYXJrZXRzL2ZlYXItYW5kLWdyZWVk&ntb=1


恐らく、大手証券のエコノミストらが、高らかに「米株底打ち宣言」を行い、Fear &Greed Index50%くらいまで、戻った時に、静かにマーケットの下落が始まるのだと思います。

column.ifis.co.jp


もっとも、すでに、米株底打ち宣言をしている人もいますが・・・
(あんた、3月まで日経平均、余裕で30000円越える言うてたやん!)








 

 

5/17(火) 国内回帰を目指す製造業が日本株を引き上げる! ASTI(6899)

5月16日(月)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄632/値下がり銘柄1172
騰落レシオ(25日) 79.25%(年初来最低値)
空売り比率 45.5%
売買代金 東証プライム 3兆1759億円
     東証スタンダード 898億円
     東証グロース 1220億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

https://www.bing.com/ck/a?!&&p=d0917fbdb16625d570cca1f0ef35fcf52d5cd209caaef6f410541cb4bc0cbb4bJmltdHM9MTY1MjY4NjQyMSZpZ3VpZD0zNDRmNWJkNS1kMDNlLTRlMTUtYTFhMi03YTg1MTYyYzE2MTImaW5zaWQ9NTE1OQ&ptn=3&fclid=81dfc214-d4ea-11ec-9f17-0086d497f6ec&u=a1aHR0cHM6Ly93d3cuY25uLmNvbS9tYXJrZXRzL2ZlYXItYW5kLWdyZWVk&ntb=1

Fear & Greed Indexも、再び1ケタになっています。
陰の極が近いと思われます。

【業種】


【個別】
TOPIXは下落したものの、ファーストリテイリング(9983)ソフトバンクG(9984)などが買われ、日経平均はプラスで終わっています。

自社株買いを発表したKDDI(9433)日本郵政(6178)が大幅高になっています。財務大臣が大株主の日本郵政ですら、自社株買いをやっていますので、自社株買いに規制をかけようとした岸田内閣の方針は消滅したのでしょうか・・?)

3/28のこのブログに記載した、TOB狙いライフネット生命(7157)が大幅高になっています。(5/12の決算では赤字が拡大しており、あやしい気配がプンプンします。)

パーク内の施設を時間指定で予約できるサービスを開始すると発表したOLC(4661)4%を超える上昇になっています。

決算が好感されたマツキヨココカラ(3088)イーレックス(9517)ストップ高になり、最高益記念増配を発表した三井松島(1518)ストップ高比例配分になっています。(井村スゲー!)

東証グロース市場銘柄も、好決算銘柄中心に買いがはいり、昨日のブログに載せたグローバルセキュリティエキスパート(4417)セカンドサイトアナリティカ(5028)20銘柄ストップ高まで買われています。
高PERPKSHA Technology(3993)も一時、ストップ高まで買われていますので、売られっぱなしの東証グロース市場も少し変化が出てきたかもしれません。

反面、今期の減益計画が嫌気されたホンダ(7267)4%を超える下落になり、オリンパス(7733)川崎汽船(9107)など先週動きがよかったものが利益確定売りに押されています。

非鉄株今期大幅減益計画になったものが多く、DOWA HD(5714)三菱マテリアル(5711)東邦亜鉛(5707)などが大幅安になっています。

決算を材料に、メルコ(6676)ユニデン(6815)朝日インテック(7747)などが急落し、今期大幅減益計画いつも(7694)セレスポ(9625)ストップ安まで売られています。

3営業日ぶりに値段がついた日医工(4541)52%を超える暴落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!

ギャップアップからスタートし、一時下降してきた25日線(26756円)を上抜く動きを見せましたが失速し、陰線で終わっています。
25日線75日線(26844円)に跳ね返され、下落トレンドは継続していますが、反転してきた5日線(26220円)を下値支持線として、下落トレンドの抵抗ラインを上抜けすることができるかが注目です。

【本日のトピック】

www.bloomberg.co.jp

さて、本日、日経平均が失速した理由は、上記の中国の4月鉱工業生産小売売上高が予想以上に悪い数字がでたからのようです。

https://www.bing.com/ck/a?!&&p=ff86be0e436a8c52424353d8962b6679d0cc2878f0003dbc3be63f6d9511e6b5JmltdHM9MTY1MjY5Mjk4NyZpZ3VpZD0xMDM5ZDgxZS0yMDUzLTQ3Y2EtYTA0NS1mNTdjMWY3ZmI3ZjQmaW5zaWQ9NTI5Mg&ptn=3&fclid=cbda2dee-d4f9-11ec-9816-83faf3923bb6&u=a1aHR0cHM6Ly9uZXdzLnlhaG9vLmNvLmpwL2FydGljbGVzLzE4ZjAxMzY2Nzk1MGQ0ODFmYWJkYmNhNzg0ZWU1ZmUwN2UwZDgwZWQ&ntb=1

しかしながら、上海は6月にロックダウンを解除する方針を発表しており、未来を先取りするマーケットは徐々に中国ロックダウン懸念から脱出すると思われます。

www.nikkei.com

一方で、中国、ロシアが、国際的なネットワークからはずれていく動きが見られ、オークマ(6103)TOWA(6315)の決算からも、日本の製造業が復建していく様子が伺えます。

そして、今年になってから、国内に工場を建設し、国内回帰を目指す企業が増えてきています。

それは、為替の円安もありますが、上記のように人件費の面で米国と日本は、かってないほどの開きをみせ、日本のほうが人件費が安いという現実があります。

ともあれ、日本の製造業の国内回帰が進めば、それだけ雇用も増えますし、技術流出の防止になり、地域の活性化にもつながります。
(本来なら、国が積極的に推進すべきと思いますが・・)

日本の製造業が、世界の工場として復権することになれば、日本の株価の一段高につながると思います。

https://www.asti.co.jp/

さて、本日は東証スタンダード市場に上場するASTI(6899)を紹介します。

同社は5/13に決算発表をおこない、今期の見通しを経常利益が2.1倍になる強気の決算予想をおこなっています。

車載のハーネスを手掛ける部品会社ですが、前期は東南アジアのロックダウンで操業停止になったものの、今期は急回復を見込んでいるようです。

決算短信をみると、仕掛品が大きく増えており、多くの発注をうけていることがうかがえますので、甘い見通しというわけではなさそうです。

もともと割安な銘柄ではありますが、本日の株価でPERは4.5倍 PBRは0.32倍 今期配当は未定ですが、2期前の70円は出ると思いますので、加味すれば3.5%ほどになります。

そして、同社も浜松に新工場を建設し、国内回帰を目指します。

ここまで、割安になっていますし、昨年は3000円を超えていた時期もありました。
押し目を買うにはいい銘柄と思います。









 

 

 

5/16(月) 来週はグロース祭りか? フレクト(4414)、Gセキ(4417)、セカンドX(5028)

5月13日(金)

【相場概況】

東証プライムの値上がり銘柄数1557/値下がり銘柄259
騰落レシオ(25日) 81.71%
空売り比率 44.2%
売買代金 東証プライム 3兆5923億
     東証スタンダード 757億円
     東証グロース 1215億円

恐怖指数

VIX指数は30割れまで急低下しています。

Fear & Greed Index

Fear & Greed Index

前日コロナショック以来の1ケタ、6%をつけました。
12%まで回復していますが、緊張状態は継続中です。

https://www.cnn.com/markets/fear-and-greed


【業種】


【個別】
ソフトバンクG(9984)が悪材料出尽くしから12%を超える上昇になり、決算が好感された東京エレクトロン(8035)5%を超える上昇。ファーストリテイリング(9983)4%を超える上昇となり、3銘柄で日経平均308.35円引き上げています。


レーザーテック(6920)リクルート(6098)キーエンス(6861)など主力グロース株が大幅高になり、東証グロース市場でも、メルカリ(4385)フリー(4478)JTOWER(4485)などが急騰しています。

決算を材料に、シスメックス(6869)コスモエネルギー(5021)ENEOS(5020)などが値を飛ばし、フジクラ(5803)日揮ホールディングス(1963)ストップ高まで買われています。

中小型株では、決算を受けて、BASE(4477)カオナビ(4435)フレクト(4414)などがストップ高になり、SBI証券が株を取得すると発表したダブルスコープ(6619)ストップ高まで買われています。

反面、前日決算で下落したNTTデータ(9613)8%近い続落になり、今期大幅減益見通しとなった日産自動車(7201)売り込まれています。

コーセー(4922)資生堂(4911)など化粧品株が決算を受けて下落し、今期減益計画を発表したセコム(9735)11%を超える下落に沈んでいます。

カシオ(6952)KADOKAWA(9468)メドピア(6095)なども決算を材料に急落し、今期大幅減益エン・ジャパン(4849)ストップ安比例配分まで売られています。

事業再生ADRを申請した日医工(4541)は連日のストップ安比例配分に沈んでいます。
     
テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反発!


ギャップアップからスタートし、5月SQ値 25951.24円を上抜け、5日線(26175円)もキャッチアップしています。
しかしながら、25日線(26806円)75日線(26860円)デッドクロスしてきており、中期下落トレンドは継続しています。
来週はリバウンドするサイクルになると思いますが、上向き反転する可能性の高い5日線を下値支持線に変えて、25日線を上抜けすることができるかが注目になりそうです。

25日線を上抜き、3月高値からのトレンドラインを上抜けすることが出来れば、中期上昇トレンドスタートになりますが、それまでに失速すれば、再度下値トライになる可能性も十分あります。

来週はグロース株の巻き戻しがあると思いますが、手は早くなるでしょう。

バリュー株は、押し目買いに徹しないと、資金効率が悪くなります。緻密な戦略が要求されると思います。

【米株市況】

5/13の米株は反発しています。

jp.reuters.com

ミシガン大学消費者信頼感指数は、予想値より悪い59.1となり、11年8月以来の低水準となりました。
この指数は、いわばアンケートですし、サンプル数も少ないので、必ずしも重要視するものではないのかもしれませんが、米国は不景気の物価高(スタグフレーションに陥る可能性がありうることを示しています。

先週の米株の動きをみると、NASDAQの株価の動きと、長期国債利回りの動きの関係性が変わってきたことがわかります。
これまでは、
金利上昇=株安であったのが、先週は金利低下=株安、週末は金利上昇=株高というように、金利と株価の動きがパラレルになっていることがわかります。

これまでは、
インフレ→金利上昇→株安
であったのが、
株安→景気悪化懸念→安全資産の債券に資金流入金利というサイクルに変わってきたということです。

今後も、インフレ状況や景気動向で、この相関関係は変わってくるかもしれません。

日本株が米株に比べ、優位に動く見通しは変わりありませんが、米国の景気が腰折れてしまえば、外国人の買いも滞るため日本の株価の上値も限られてしまいます。

米国景気が横ばいか、やや弱めくらいであれば、日本株の割安感が評価される可能性は高いと思います。

ここ数日は、米国の重要な景気指標発表等はありませんが、突発的な要人発言などでマーケットが動揺することもあるかもしれません。

パウエル議長が言うように、米国の深刻な景気悪化がないのであれば、マーケットの動揺は押し目買いのチャンスと考えていいと思います。

【本日のトピック】
さて、米国の一方的な金利上昇に歯止めがかかってきたこともあり、日本のグロース株にも、決算が好感されたものには素直に買いが入る動きが見えてきました。

個人的には、来週はグロース祭りになるのではないかと思っていますので、来週の短期上昇銘柄候補を挙げておきます。

①フレクト(4414)

https://www.flect.co.jp/

5/12決算発表
今期売上31%増 営業利益50%増見通し
ITによる業務支援を手掛け、人手不足に対応する「省力化関連」のテーマ性有り。
最終益減少のためEPSは上がってませんが、このクラスの小型企業は売上の伸びが重要
シンプルにEPSに営利を反映させて1.5倍すると、150円ほどになり、想定PERは現値から13倍程度に低下。
昨日は18万株強の買いを残しストップ高


②グローバルセキュリティエキスパート(4417)

 


https://www.gsx.co.jp/

 

5/13 決算発表
今期 売上23%増 営業利益60%増 5期連続増収増益。
今回の決算で予想PERは30.6倍に低下。
中堅・中小企業を中心に、サイバーセキュリティの自衛力向上を目指す「教育」を軸に多面的なサービス提供。
今期配当は未定だが、日経新聞インタビューで配当性向18%とコメントしており、EPS136.8円なら25円ほどの増配に。

③セカンドサイトアナリティカ(5028)

https://www.sxi.co.jp/

5/13決算発表。
売上42%増 営業利益63%増 3期連続最高益
今回の決算でPERは30.6倍に低下。
機械学習を活用し、ビジネス課題を解決するアナリティクスコンサルティングAI事業プロダクトを展開。
直近上場銘柄で高値から半値以下の水準。見直し買いの余地大。

その他、5/13決算での好決算銘柄を挙げておきます。
監視銘柄にあげといてもいいかもしれません。


来週はグロース優位の相場と思いますが、米国市場が、再び金利上昇→株安となれば、流れが変わりますので、臨機応変な対応が必要と思われます。






 















     

5/13(金) 米株は夏場まで様子見 買い場を探る展開か?

5月12日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄330/値下がり銘柄1477
騰落レシオ(25日) 79.45% (年初来最低値)
空売り比率 48.4%
売買代金 東証プライム 3兆2683億円
     東証スタンダード 710億円
     東証グロース 991億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

VXN(NASDAQ)が、ついに40突入!

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


Fear & Greed Indexも20を切ってきています。


【業種】


【個別】
地合いが悪い中でも、好決算銘柄には買いが入り、電源開発(9513)や、神戸製鋼所(5406)アシックス(7936)SUBARU(7270)などが急騰しており、OATアグリオ(4979)日立造船(7004)ストップ高まで買われています。

前期の営業益が前期比6.5倍になったヨネックス(7906)ストップ高まで買われ、オルガノ(6368)1:4の株式分割が好感され大幅高になっています。

原油を受けて、富士石油(5017)出光興産(5019)に買いが入り、ここもと軟調であった三菱商事(8058)丸紅(8002)など商社株にも見直し買いが入っています。

反面、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)ソフトバンクG(9984)東京エレクトロン(8035)などが大幅下落になり、レーザーテック(6920)エムスリー(2413)SHIFT(3697)などグロース株が売りこまれています。

通信のソフトバンク(9434)決算失望で売り込まれ、今期2ケタ減益計画が嫌気された日本水産(1332)も急落しています。

花王(4452)NTTデータ(9613)日本新薬(4516)などが決算を材料に急落し、上期大幅減益MTG(7806)ストップ安まで売られています。

事業再生ADRの利用を検討していると報じられた日医工(4541)は場中値つかずのストップ安比例配分まで売り込まれています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅下落!

ギャップダウンからスタートし、昨日の安値26003.26円を割り込み、ほぼ安値圏で終える陰線を形成しています。

昨日まで、下値を固めると思われる動きであったものの、米株暴落を受けて下抜けする動きになっています。

日経平均PER

日経平均PER推移


この水準から下抜けすると、3/9につけた24681円を目指すトレンドになりますが、日経平均PERがすでに、コロナショック時大底の水準(11.97倍近くまで下落しているため、下落しても、20倍割れになる、25000円までと思われます。

企業決算をみても、かなり割安な銘柄が続出してきており、それらの下落は限定的です。

ここからは、数年に一度のバーゲンハンティングの好機ととらえ、強気に攻めたいところです。

【本日のトピック】

さて、ご存じの通り、昨日CPI(消費者物価指数が発表になり、市場予想より、若干高い数字になっています。

エコノミストの見方では、3~4月がCPIのピークとみる向きも多いのですが、今回の発表をみても、生活に密着している分野は物価上昇が止まっていません。


FED WATCHによると、6月7月は、ほぼ0.5%以上の利上げ予想になっており、9月11月12月においても0.5%以上の利上げの可能性が取り沙汰されてきています。

S&P500のPERは、今なお19倍水準であり、このハイペースで利上げがおこなわれれば、まだ下落する余地がありそうです。

年3%ほどの金利上昇を容認することになれば、上記のように、中立金利の水準を越えてきて、リセッション入りする可能性があることがわかります。

マーケットは、リセッション入りの可能性にも怯えている状況です。


もし、30年金利4%を超える状況になれば、GAFAMの期待収益率を超えてくるため、米株失われた10年サイクルに突入する可能性も出てきます。

www.nikkei.com

なぜ、昨年までマーケットフレンドリーであったFEDが超タカ派に転じたかは、支持率低迷にあえぐバイデン政権の政治的圧力も無関係ではありません。

おそらく、バイデン政権は、中間選挙をにらんで、夏場までに、インフレのある程度の沈静化をはかり、選挙にむけて景気対策を発表すると思います。
バイデンは検討だけで支持率があがる岸田首相を見習うべきか⁉)

バイデン政権の思惑どおりに事が運ぶかはわかりませんが、場合によっては、株価下落には目をつぶり、6月、7月のどちらかに、0.75%の利上げをぶち込んで、インフレ沈静化に走る可能性もあります。

米株については、夏場までは、様子見しながら、買い場を探すのが得策と思います。








5/12(木) ハイペースの利上げに身構える米国市場とトヨタ(7203)の決算分析

5月11日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄630/値下がり銘柄1158
騰落レシオ(25日) 84.07%
空売り比率 46.5%
売買代金 東証プライム 3兆2045億円
     東証スタンダード 648億円
     東証グロース 956億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear and Greed

https://www.cnn.com/markets/fear-and-greed


【業種】


【個別】
SOX指数上昇を受けて、レーザーテック(6920)6%近い上昇になり、東京エレクトロン(8035)SCREEN(7735)など半導体関連が活況になりました。

日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運大手が、そろって4%以上の上昇になり、決算が好感されたソニーG(6758)日本製鉄(5401)が大幅高になっています。

任天堂(7974)の決算は見栄えが悪かったものの、10分割自社株買いが好感されて3%を超える上昇になっています。

今期の大幅増益計画がポジティブサプライズになったレノバ(9519)23%を超える急騰になり、このブログでも3/31に紹介した東邦チタニウム(5727)も、決算が好感されて、一時ストップ高になるまで買われています。

好決算創業10周年の記念配実施が好感されたデクセリアルズ(4980)ストップ高になるまで上昇しています。

反面、2割減益計画が嫌気されたトヨタ(7203)4%を超える下落になり、デンソー(6902)トヨタ紡織(3116)など系列企業にも売りが広がっています。

長期金利下落により、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株が売られ、第一生命(8750)T&D HD(8795)など保険株も総じて売り込まれています。

今期大幅減益計画となった大平洋金属(5541)ストップ安まで売り込まれ、太陽誘電(6976)出光興産(5019)も決算を材料に大幅下落になっています。

プレイド(4165)下方修正が嫌気されストップ安になるまで売り込まれ、JDSC(4418)も決算を材料にストップ安に沈んでいます。

農業総合研究所(3541)資本提携に伴う新株発行が嫌気されて11%を超える下落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅反発!

ギャップダウンからスタートするも、心理的な節目26000円を死守して切りかえす底堅い動きになっています。
昨日の下影陽線に継ぎ、本日は安寄りから陽線を形成しています。
いまだ、下落する5日線(26504円)もキャッチアップできず下落トレンドは継続しているものの、転換にむけて一歩づつ進んでいる印象です。

【米国トピック】

www.msn.com

昨日、米国市場は堅調にスタートしたのですが、クリーブランド連銀のメスター総裁「0.75%の利上げを排除していない」とコメントし、一時、2年金利が上昇、米株も軟調な動きになりました。

www.msn.com

バイデン大統領「インフレ抑制を最優先課題」として取り組むことを宣言し、FRBタカ派の姿勢をとらざるを得ない状況です。

過去の利上げ局面におけるFFレート

上記は過去の利上げ局面におけるFFレートの推移今回の2回の利上げと来年までのFEDファンド先物が織り込んでいるFF水準をプロットしたものです。

これをみると、今回の金利上昇のピッチが、過去の利上げ局面のどの水準より早いことがわかります。

仮にこのペースで利上げがおこなわれるのであれば、企業が積極的に増配をおこなったとしても追い付きません。

米株はグロース株のみならず、バリュー高配当株といえども、株価が下落して益回りが調整されるしかなくなります。

米国REIT指数

すでに、米国REIT指数は、クラッシュし始めています。

今晩のCPI(消費者物価指数)発表により、利上げペースがどのように変化するのか、非常に重大な局面です。

【本日のトピック】

さて、本日は、場中に決算発表をしたトヨタ(7203)の決算分析を私なりにやってみたいと思います。

今期多くみられる増収減益の形です。

global.toyota


決算説明会によれば、この減益はインフレによる資材価格高騰によるものです。

サプライヤーOEMメーカーとは、このインフレ影響についてはトヨタが全額持つという取り決めがあるようです。

デンソー(6902)など系列の決算がよく、トヨタが営業利益減益なのは、このことが影響していると思われます。
(他のサプライヤー会社の負担を背負っている)

資財価格の高騰は、大なり小なり、他の会社の決算でも見られますが、トヨタは巨大さと部品の必要性から、多くの会社よりも資材価格の高騰に弱いと言えるかもしれません。

ただし、販売台数は依然として伸びており売上も増加する見通しです。
したがって、世界経済に与える悪影響はないと思われます。
会社もコロナからの回復を見込んでいます。

そして、トヨタは、かなり保守的な決算をだす傾向がある会社で上方修正の常連です。
今期も為替115円を想定しています。

半導体不足はアップルの決算後の株価からも深刻なことがわかりますが、車載の半導体スマホと比べて旧世代の半導体で間に合うため、調達は容易なようです。

したがって、私はトヨタの決算はニュースのヘッドラインほどには悪くないと感じています。

今回も、かなり保守的な決算であると思われ、タイミングを見ながら仕込むのは悪くないと思います。














5/11(水) 日本株に「Buy in May」が訪れる!!

5月10日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄704/値下がり銘柄1062
騰落レシオ(25日) 81.21%
空売り比率 47.8%
売買代金 東証プライム 3兆2345億円
     東証スタンダード 693億円
     東証グロース 1151億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX


【業種】


【個別】
海運株が総じて売られる中、昨日追加増配の発表をした川崎汽船(9107)6%を超える上昇になっています。

発行株式総数の1.9%になる2000万株 500億円を上限とした自社株買いを発表したキヤノン(7751)が続伸しています。

マザーズ指数がプラス転換し、メルカリ(4385)BASE(4477)フリー(4478)など新興銘柄に見直し買いが入っています。

原油価格急落で、東北電力(9506)北陸電力(9505)東邦ガス(9533)など電力・ガス株の一角が大幅高になっています。

回転すしの「スシロー」の値上げを材料にFOOD&LIFE COMPANIES(3563)が急騰しています。

リンナイ(5947)ダイトロン(7609)が決算を材料に大幅高になり、上方修正を発表したバルテス(4442)20%を超える上昇になっています。

材料株グローバルウェイ(3936)ピアズ(7066)ストップ高になり、急伸していたナガホリ(8139)一時ストップ高まで買われています。

反面、原油下落を受けてINPEX(1605)7%近い下落になり、今期見通しを非開示とした日本冶金工(5480)も急落しています。


保守的な見通しをだした住友商事(8053)伊藤忠商事(8001)が急落し、三菱商事(8058)三井物産(8031)など商社株が総じて大幅安になっています。

米国ナスダック急落を受けて、レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)OLC(4661)リクルート(6098)など主力グロース株の一角が売り込まれています。

前日、子会社の不祥事発覚でストップ安になった日本製鋼所(5631)が本日も15%を超える下落に沈んでいます。

ソニーG(6758)が引け後決算が警戒され3%を超える下落になり、チャームケア(6062)図研(6947)アイホン(6718)などが決算を材料に急落しています。

テクニカル分析


日経平均は続落!

米株大幅下落を受けて、ギャップダウンからスタートになり、一時500円以上下落し26000円を割り込むも、その後はジリジリと下げ幅を縮小する動きになりました。

4/27の直近安値は更新しましたが、長い下影を伴う陽線を形成しており、短期目線での底打ち反転の可能性を示唆しています。

反転し、5日線(26631円)を早期に奪還し、75日線(26935円)25日線(26999円)をキャッチアップする動きになれるか注目です。

【本日のトピック】

日米株価比較

さて、これまでも、米株に対し日本株に優位性があることを書いてきましたが、私は日本株が米株離れを起こし、底入り反転する可能性も高いのではないかと感じています。

www.nikkei.com

上記5/9日経新聞には、低PBR株の有意性を説き、PBRの低い「日本株買い・米株売り」のロング・ショート戦略が有効ではないかと記載しています。

決算発表予定日・予定社数

今週 決算発表が本格化する日本株ですが、今のところ、想定為替も120円前後が多く、総じてEPSが増加傾向にあるように思います。

本日までで、日経平均のPERは12.34倍まで低下し、PBRも1.17倍になっています。

日本株が評価されるポイントとしては

①金融緩和が継続されている
②為替の円安もあり、日経平均が割安になってきている
原発再稼働により、エネルギーコストを削減する方針を打ち出している(インフレを抑える)

ということでしょう。


昨日の米株は、特段新しい材料がない中、大きく売り込まれました。

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


VIX指数35近くまで上昇し、「Fear and Greed Index」22まで一気に振れてきましたので、昨日は明日発表になるCPI(消費者物価指数を前に、なかばパニックに近い売りが殺到したものと思われます。

https://t.co/8X3LrRSyyA


したがって、CPIのコアが市場予想を極端に上振れる数字がでないかぎり、米株は織り込み済みで、落ち着きを取り戻すでしょう。
今日あたりは、イベント前のショートカバーもでるかもしれません。
(米株が高値を奪回するような上昇になるタイミングとは思いませんが・・)

マーケットが落ち着けば、海外の投資資金が日本に還流してくる可能性は高いと思います。

それには、

 

・今後の決算発表においても、日本のEPS増加が続くこと

・CPI発表で、とりあえずマーケットが落ち着くこと

・政府が原発再稼働でエネルギー政策の実行を、しっかり おこなうこと

www.nikkei.com

(これが、一番心配! もう検討はいらんで!)

が条件になります。

これらが整えば、日本株「Buy in May」になると思います。

【おまけ】 

横浜ゴム社長59歳“沖縄パパ活”写真 「26歳大学院生」にフェンディ、ディオール100万円 | 週刊文春 電子版


治らん奴は治らん!