えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/15(木)

4/14日経平均29620.99円 
       
ー130.62円(-0.44%)でした。

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日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり739/値下がり1376

売買代金は2兆2534億円

日経VIは16.82 +0.30(+1.82%)
VIXは16.71 -0.20(ー1.18%)
4/14 16:27現在

業種別では鉄鋼精密機器ゴム製品などが上昇。反面
海運繊維非鉄金属などが下落しています。

個別では、車谷社長辞任や米投資ファンド コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)やカナダ投資会社ブルックフィールド・アセット・マネジメント等からも買収観測が流れた東芝(6502)が大幅高。全市場で売買代金トップになっています。

米ナスダック高の追い風を受けてレーザーテック(6920)エムスリー(2413)など値がさグロース株がしっかり。

マザーズ市場でもBASE(4477)メルカリ(4385)など主力どころに買いが入っています。

その他、GSが目標株価8000円のレポートを出した日本電子(6951)ストップ高。1Qで営業黒字を達成したマネーフォワード(3994)が11%を超える急騰をしています。

以前このブログで紹介した直近IPOオキサイド(6521)も12%を超える急騰で新値更新になっています。

(オキサイドをやっている筋が日産東京(8291)に参戦するという噂もありますが・・・?)

反面、日経平均の寄与度の高いファーストリテイリング(9983)ソフトバンクG(9984)が下落。2銘柄で日経平均を67円押し下げています。

その他、決算が失望を呼んだJフロント(3086)が7%を超える下落に沈み、今期大幅増益の決算を出した東宝(9602)も材料出尽くしで下落しています。

小型では、前日信用規制撤廃ストップ高したシキノハイテック(6614)が一転急落し、代表取締役会長の逝去を発表したグレイステクノロジー(6591)も10%を超える下落にみまわれています。

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日経平均 日足 

日経平均は相変わらず薄商いの中29500円~30000円のボックスの動きです。

25日線(29526.67円)上はキープしていますが5日線(29677.67円)は上抜けることができず一進一退の動きです。

本日 米国株では金融機関の決算が出てくる予定です。アルケゴスの影響が気がかりですが、好決算を発表する可能性も十分あると思います。

野村は本日国内銀行株および損保株に強気のレポートを出しており、低迷する金融株が息を吹き返せばボックス上放れにつながる原動力になる可能性があり、期待したいところです。

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CSI300 日足

さて、NYが強い中、日経平均が上昇トレンドに乗れない理由は中国にあるという人もいます。

上記はCSI300といって、上海と深圳のA株300銘柄で構成する指数ですが、最近下落基調にあることがわかります。
下値抵抗線200日線すれすれまで来ており、ここを割り込むと日本株にも下値圧力が加わるとのことです。

下落の理由としては、激化し始めている米中関係金融引き締め懸念、アリババの罰金に代表される共産党支配力強化のためのネット企業の統制などがあげられるとおもいます。(アリババの馬雲氏ですら、将来はブタ箱行もありうるということなので、習近平体制は恐ろしい政権です。)

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上記のチャートで、黄色い罫線はCSI300をS&P500で割った指数で緑の罫線はその52週線を示しています。

黄色い線が52週線より上にある場合は、相対的に中国株優位 下にある場合は米国株優位を示しており、2015年以降は中国株優位の時に日経平均が上昇する機会が増えていることがわかります。

それが、現状は黄色い罫線は下向き状態であり、この動きが日経平均の上昇を妨げているということです。

習政権は2022年の共産党大会までに、産業界を支配下におき、先端技術の内製化を進めようとしています。

米国も現状の中国に強い危機感をいだき、おそらく、今度の日米首脳会談では、菅首相はワクチンをおみやげに中国包囲網の確約を迫られるのではないかと思います。

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中国貿易統計

とはいえ、上記は中国の貿易統計ですが、中国の消費の力は年々伸びてきており、無視できないものになってきています。

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日米中比較チャート

上記は2007年を起点にしたS&P500と日経平均とCSI300の比較チャートですが、明らかに中国が出遅れていることがわかります。

短期的には、いろいろ問題があるのでしょうが、長期的には米株一択ではなく、ポートフォリオに中国株をいれることを考えたほうがいいのかもしれません。