えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/16(金)

4/15日経平均29642.69円 

     +21.70(+0.07%)です。

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日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1260/値下がり845

騰落レシオ(25日)112.45

売買代金は2兆200万円の薄商いです。

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日経平均 日経VI VIX

日経VIは17.38 +0.56(+3.33%)

VIXは16.86 +0.21(∔1.26%)4/15 19:50 現在

業種別では海運鉱業石油・石炭などが上昇。反面、その他製品精密機器電気機器などが下落しています。

 

個別では、原油価格の上昇を手掛かりにINPEX(1605)が大幅高。日本郵船(9101)など海運株にも力強い買いがはいっています。

米金融株の上昇を受け三井住友(8316)三菱UFJ(8306)など銀行株が買われ、指数が動かない中直近IPO紀文食品(2333)に買いが集まりました。

その他、通期見通しの下限を引き上げたウォンテッドリー(3991)ストップ高 決算が好感されたサイゼリヤ(7581)RPA(6572)などが急伸しています。

反面、米ナスダックの下落を受けて、SCREEN(7735)東京エレク(8035)アドバンテスト(6857)など半導体関連が下落。

マネックスG(8698)やセレス(3696)など暗号資産関連の弱さが目立ちました。

その他、今期のレンジ予想で大幅減益の可能性があることを示唆したロコンド(3558)がストップ安比例配分。

決算を材料に良品計画(7453)串カツ田中(3547)テラスカイ(3915)などが大幅安に沈んでいます。

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日経平均 日足 

日経平均は薄商いの中、小動き。
「閑散に売りなし」という言葉通り、相変わらず29500円~30000円のレンジの動きです。
25日線(29543円)上はキープしているものの、下降する5日線(29644円)は突破できず。
1月下旬からの三角持合いとみれば、ぼちぼち方向性が出るタイミングと思いますが、来週以降も上昇がなければ、上向きの25日線が徐々に下向きに変わり、本格調整入りする可能性があり注意が必要です。

引け後に台湾のTSMCの1~3月期の決算で、市場予想を上回る 純利益19.4%増との発表がありました。

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野村リポート

同日野村もエヌビディアのCPU参入に際して、テスタを扱うアドバンテスト、米テラダインの業績に恩恵がでるというレポートを出しています。

半導体株の上昇でボックス突破になることに期待したいところです。

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ロコンド決算

さて、指数は膠着状態ですが、個別は決算を受けて、大きく乱高下しています。
特に中小型株は、半数以上が決算またぎで下落しています。
その象徴が上記のロコンド(3558)です。
靴の通販をやっている会社ですが、21年2月期の営業利益は14億円にしているのですが、22年2月期の営業利益予想を9億~15億とレンジで出しています。
もし、9億なら41%減益になるということで、売りが殺到、ストップ安比例配分に沈んでいます。

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ロコンド週足と信用買い残

かなりIRが下手くそな部分があったと思いますが、別に赤字見通しを出したわけでもなく、ストップ安比例配分になるほど売られる内容でもないと思われます。
では、なぜ急落したか?
ロコンドはコロナ過で大きく上昇した株ですが、信用買い残216万株あります。
216万株とは、発行済み株式の19%にあたり、筆頭株主の田中社長の持ち株の約3倍にあたります。
つまり、社長の持ち株の3倍が借金で買われているわけです。
本日ストップ安での売りが約70万株ですから、追証ロスカットせざる得ない人が増えれば、まだ下落していく可能性もあるということです。

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上記は発行済み株数に対する信用買い残が多いランキングですが、どれも、何かの材料で株が上昇した際、信用買い残が増え塩漬けになっている銘柄群です。
NPCなどは環境関連で大きな相場をつくったので案内した人もいるのではないでしょうか?
信用買い残は将来の売り圧力であり、決算のガイダンスなどで期待外れであった場合、一気に売りがでる可能性があります。

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上記はマザーズ信用買い残比率10%以上で時価総額100億以上、かつ3月決算で5月に決算発表が予定されている会社です。
決算が予想をはるかに上回り、株が上がるのであれば問題ないですが、第2のロコンドになる可能性もあり、リスクを避けたいのなら、決算までにいったん売っておくというのも一考と思います。