えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/26(月)

4/23日経平均29020.63円 

     -167.54(-0.57%)でした。

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日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり708/値下がり1376
騰落レシオ(25日)83.10
売買代金は 2兆44億円 2兆割れ寸前の薄商いです。

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日経平均 日経VI VIX

日経VIは20.00 +0.52(+2.67%)
VIXは17.33 -1.38(-7.38%)
業種別では、空運陸運、ゴム製品などが上昇。反面 鉄鋼機械石油・石炭などが下落しています。
個別では、MSMUFGが目標株価を2900円→3100円に引き上げたキャノン(7751)が上昇。
HIS(9603)ANA(9202)JR東海(7325)などレジャー関連の多くに買いが入り、政投銀の支援を受けると発表したワタミ(7522)も大幅高になりました。
鳥貴族(3193)串カツ田中(3547)など他の外食関連にも買いが波及しています。
その他、前期の大幅増益着地と今期の増収増益計画が好感されたエイトレッド(3969)が急騰し、決算が好感された、KIMOTO(7908)エレマテック(2715)も大幅上昇しています。
反面、決算と人事が売り材料になった日本電産(6594)は5%を超える下落。全市場売買代金トップの大商いをやっています。
LINEに行政指導の報道を受けZHD(4689)が値を崩し、東京エレク(8035)信越化学(4063)など多くのハイテク株にも売りが出ています。

暗号資産下落を嫌気してマネックス(8698)やセレス(3775)も大幅安に沈みました。
その他、前日寄り付いたビジョナル(4194)ネオマーケティング(4196)ステラファーマ(4888)の3社が急落しています。ネオマーケティングはストップ安。ステラファーマに至ってはストップ高まで駆け上がったのちのストップ安。非常に値動きの荒い動きになっています。

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日経平均 日足 

日経平均は反落。前日上回っていた75日線(29168円)を下抜け、再び調整含みの形になっていましたが、先物のナイトセッションでは29220円と切り返しを見せており、月曜の寄り付きは75日線5日線(29100円)ともに上回った位置からスタートしそうです。
オプションの手口をみても、ゴールドマンは28500円のプットを大量に買ってきており、現状より下目線 反面、ABNアムロは29000円より下のプットに断続的に売り、および29500円あたりまでのコール買いを増やしていることから現状より上目線を想定していることがわかります。
来週はGW前の週になりますので、連休前に売っておこうという売りもでることが想定されますが、仮に下押したとしてもVIXの急騰を伴わない下落であるなら、下値切り上げとなり、むしろ買い場になると思います。
GW明けからは、SQに向けて切り返す動きも期待できるのではと考えています。

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さて、米国における政策の注目点は、今年はテーパリングの行方になりそうですが、来年は増税に移っていくと思われます。
上記はイエレンが発表したMade in America tax Planの要約ですが、まずは、

1,トランプの時21%に引き下げた法人税を28%に引き上げる方針。
2,多国籍企業に対する最低税を21%に設定するよう交渉。
既にイギリスでは19%から25%に増税が通っていますので、コロナを大義名分にした増税は通りやすいと思われます。日本にとっても、法人税をさげないと、日本から撤退する企業が出てくるという話が21%に定められるのであれば税金を取りやすくなると思います。
3,
い利益を出しながら、課税所得がほとんどない企業に対し、最低税15%を課す
米国ではトランプの傘下の企業のように、利益があがっていても、いろんな控除を駆使して税金を免れている企業が多数あります。そうした企業でも15%は最低税を課すことがポイントになっています。
4,クリーンエネルギー優遇税制に切り替え

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そして、これらが実行されると現状実行税率12%程度が22%以上に上昇するといわれています。
つまり、米企業の最終利益は10%ほど減少することになります。S&P500の利益が13%ほどといわれていますので、来年になれば1ケタ成長に落ち込む恐れがあるということになります。
4/22にも個人富裕層増税の話がでて仮想通過が暴落しました。
ワクチンが普及しアフターコロナの世界が見え始めると、米国株も、これまでのようなロケット上昇は見込めなくなっていくと思われます。