えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/10(木)

6月9日 相場概況

日経平均 28860.80円 -102.76(-0.35%)
TOPIX  1957.14Pt  -5.51(-0.28%)
マザーズ 1174.18Pt  +14.15(+1.22%)

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日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり972/値下がり1106
騰落レシオ(25日)107.79
売買代金 2兆3029億円

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日経平均 日経VI VIX

日経VI 19.73 -0.03(-0.15%)
VIX  17.08 +0.66(+4.02%)
6/9 20:58現在

業種 空運不動産鉱業などが上昇
   海運パルプ・紙証券・商品先物などが下落

個別 SMBC日興が目標株価を2400円→2700円に引き上げたJAL(9201)、同じく目標株価を2500円→2800円に引き上げたANA(9202)が大幅上昇。
HIS(9603)エアトリ(6191)オープンドア(3926)などレジャー関連が強く、串カツ田中(3547)鳥貴族(3193)など外食株の一角が値を飛ばしています。
不動産関連も物色され三井不動産(8801)住友不動産(8830)年初来高値を更新しています。
エーザイ(4523)は本日も値つかずのストップ高比例配分になり、コーニングジャパン長期供給契約を締結したと発表した倉元(5216)ストップ高しています。

反面 レーザーテック(6920)東京エレク(8035)など半導体関連が大幅安になっており、大和投資判断を「2」→「3」目標株価24500円→20000円に引き下げたダイキン(6367)も大幅安に沈みました。
ソニーG(6758)太陽誘電(6976)TDK(6762)などハイテク株も総じて弱く、日本郵船(9101)商船三井(9104)など、直近好調であった海運株も下落しています。
昨日まで買われていたシスメックス(6869)は一転大幅安になり、同じく大きく買われていたペッパーフードサービス(3053)7%を超える下落に沈みました。

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日経平均 日足 MACD

日経平均は続落!
序盤から売りが優勢であったが28800円台では下げ渋る動きでした。
5日線(28968円)を奪還できず、再び、29000円が壁になりつつある動きになってきていますが、25日線(28636円)上はキープしており、週末にかけて75日線(29164円)を抜けていく動きを期待したいところです。
SQまでは、外資の強気弱気も交錯しており、本日のように持合いかもしれませんが、明日からスタートするIPOの上場ラッシュの出来いかんで、相場の流れが決まってくる可能性もあると思います。

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さて、明日からIPO上場ラッシュがスタートしますが、これまでも述べてきたように、今回は玉石混合で、中には公募割れするような銘柄も出てくるかもしれません。
しかしながら、マーケットの柱になる可能性もある銘柄もあり、本日はセカンダリーでも注目される銘柄を紹介したいと思います。

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ワンダープラネット(4199)

まず、大和主幹事で以前紹介したワンダープラネット(4199)です。
スマートフォン向けゲームアプリを制作販売する会社ですが、公募のPERが5倍とかなり割安に設定されています。
公募価格が2560円で初値予想は5900円
業績が黒字転換したところで、今後もゲームのヒット作を出していけるかということと、ベンチャーキャピタル約50%の株を保有していますので、1.5倍でロックアップが外れれば、需給が悪くなる可能性があることは気がかりですが、初値いかんによってはセカンダリーも狙えるかもしれません。

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ベイシス(4068)

6/24上場のベイシス(4068)です。
携帯電話のインフラ構築・運用の会社で、JTOWERを連想させます。
売上の4割がソフトバンクで、一定の5Gの需要がみこまれていたのですが、そこに楽天が参入。特需ともいえる受注で売上が急拡大の見込みです。
仮条件は1960円~2040円初値予想は5000円~6000円です。

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リヴアンプ(4070)

6/29上場のリヴァンプ(4070)です。
ファミリマート副会長沢田貴司氏元ローソン社長で、次期ロッテの社長になる玉塚元一が2005年に創業した会社です。
両氏とも、現在は会社の経営にはかかわっていませんが、知名度は抜群です。
経営コンサルの会社ですが、単に助言をするだけでなく、実際にCFOとかで会社に入って経営を支援する会社です。
沢田氏保有株を売り出す形をとりますので、マーケットがどのように反応するかは未知数ですが、経営コンサルでPER20倍はかなり抑えられた価格設定になっていると思います。
仮条件2710円~3100円 初値予想 3500円~5000円です。

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プラスアルファ・コンサルティング(4071)

6/30上場のプラスアルファ・コンサルティング(4071)です。

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想定価格 1940円 初値予想3000円~4000円
この手のSaaS企業は、広告費などがかかり赤字スタート会社が多いのですが、この会社は目論見書を見る限り、これまですべての期で黒字 複数の収益柱を持っています。
資金吸収額は約184億の大型案件で、PERも65倍になりますが、マザーズの中心的な銘柄になる可能性のある銘柄と思います。

他にも、6/23上場のアイPF(7345)6/25上場の日本電解(5759)あたりは注目されると思います。