えのキングの投資日記

日本株投資日誌

8/13(金)

8月12日 相場概況

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1049/値下がり1025
騰落レシオ(25日) 89.51
売買代金 東証一部 2兆3844億円
     マザーズ 1115億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

日経VI 19.65 +0.08(+0.41%)
VIX  16.06 -0.73(-4.35%)
8/11

業種 海運鉱業非鉄金属など上昇。
   陸運空運水産・農林など下落。

個別 海運株が荒い動きながら大幅高です。川崎汽船(9107)が連日の大幅高になり、中堅どころの乾汽船(9308)明治海運(9115)も急騰しています。

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日経平均 日足 MACD

 

 

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さて、来年から市場区分が見直しになることは、ご存じの通りですが、新市場移行に伴い「親子上場」が問題になってきています。
プライム市場の移行条件は
⓵株主800人以上
⓶流通株2万以上
⓷流通時価総額100億以上
⓸流通株式比率35%以上
ということになりますが、「親子上場」で親会社の持ち株比率が高く⓷⓸がクリアできずに、親会社による株式放出かTOBを迫られる会社が出てきそうです。

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大阪製鐵(5449)

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以前、同様のアプローチで古河電池(6937)を紹介し、怪しい動きになっていますが、上記の大阪製鐵(5449)も同じことが考えられると思います。
大阪製鐵は浮動株がわずか4.7%です。時価総額約502億円ですので、流通時価総額は約23億6000万円になります。
親会社の日本製鉄約60%保有していますので、保有株の市場放出かTOBによる非公開化の選択を迫られる可能性があります。
通常M&Aの場合は、高く買い取るため負ののれん代が発生します。しかしながら、大阪製鐵はPBRが0.3倍程度なので「逆のれん代となり日本製鉄の業績に貢献することになります。
日本製鉄によるTOBがあってもおかしくないように思います。

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鳥居薬品(4551)

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同様に上記の鳥居薬品(4551)も該当します。
JTが約53%保有 浮動株6.1% PBR約0.6倍です。

そして、大阪製鐵の大株主には立花証券が3.9% 鳥居薬品の大株主にも同証券が3.3%入っています。
5%を超えておらず、立花名義になっているということは信用を使って買っているバックがいるはずです。
中堅どころの立花ということであれば、同じ顧客がバックになっている可能性も十分考えられます。
両銘柄の本日の時価総額で計算すると約47億円になりますので、個人ではなくファンドや機関投資家であることも考えられます。
5%まで買い集める可能性も考えられ、両銘柄には注目していきたいと思います。