えのキングの投資日記

日本株投資日誌

9/14(火)

9月13日 相場概況

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1534/値下がり554
騰落レシオ(25日) 144.37
空売り比率 40.6
売買代金 東証一部 2兆8504億円
     マザーズ 1561億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

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米国はプットのボラティリティが上昇することで、VIXが上昇してきていますが、日経VIはコールのボラティリティ上昇で上昇しています。

業種 鉄鋼
石油・石炭銀行などが上昇。
   輸送用機器証券・商品先物空運などが下落。

個別 トヨタの追加減産を受けて、車載向け半導体需要は旺盛な状況が続くとの思惑からルネサス(6723)が大幅高になり、東京エレク(8035)アドバンテスト(6857)など半導体関連に買いが集まりました。

新車不足で中古車の需要が高まるとの思惑から、ネクステージ(3186)アップルインターナショナル(2788)など中古車関連が大幅高になっています。

新生銀行(8303)TOB価格をやや下回るも13%高と急騰し、9月の権利取りが意識される中、海運大手3社の中で、まだ配当見通しを変更していない川崎汽船(9107)増配期待の買いが入っています。

前期最終赤字4.7億円と発表した鳥貴族(3193)は悪材料出尽くしとみなされ、8%を超える上昇になり、上方修正を発表した三井ハイテック(6966)ストップ高になっています。

反面、追加減産を発表したトヨタ(7203)が売られ、トヨタ紡織(6201)デンソー(6902)などの系列部品メーカーや同業のホンダ(7267)日産(7201)なども売り込まれています。

ソフトバンク(9983)ファーストリテイリング(9984)など指数寄与度の高い銘柄が売り込まれ、レーザーテック(6920)軟調な動きになりました。

モノタロウ(3064)月次を材料に売り込まれ、HIS(9603)3Q大幅赤字が嫌気されて急落しています。

業績を発表した銘柄に大きく値を崩す銘柄が散見され、ザッパラス(3770)シルバーライフ(9262)シャノン(3976)などが急落しています。

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日経平均 日足 

日経平均は続伸!
上値は限定的であったものの、「十陽連(十日連続陽線)」を達成!
明日も続けば、1999年8月以来「十一陽連」となり、バブル崩壊以降の連続最長記録に並びます。

短期の5日線(30186円)上をキープし、明日にも25日線(28388円)75日線(28452円)ゴールデンクロスする可能性が高い状態です。

米国ではプットの売買高が高いのに対し、ISHARES MSCI JAPAN ETF(EWJ)12月限個別株オプション32500円のコールが30万以上買い越しになっています。

米株から日本株への資金移動が始まっている可能性があり、出遅れ株の押し目狙いに徹するのが有効と思います。

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JALCO HD(6625)

さて、本日はJALCO HD(6625)を紹介します。
以前は電子部品の会社でしたが、野村証券出身の田辺順一氏がオーナー社長になってから、アミューズメント(パチンコ)向けの貸金業と不動産業を営む会社に業態変更して復活してきている会社です。

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パチンコ業界は、全体としては漸減傾向であるものの、淘汰・寡占化がすすみ、優勝劣敗が進んでいます。
しかしながら、大手中心に年間約200店舗ほどの新店がオープンしており、出店企業にとっては資金効率向上のため不動産ホルダーの活用が重要となっています。

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JALCO HDはパチンコ店の新規出店に際し、事業用地の不動産を購入し、パチンコ店と長期定期借地契約(10年~20年)を結び、安定収益資産として保有します。
パチンコ店にとっては、資金効率よく出店が可能になります。

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現在 全国に26物件を保有し、平均利回りは21.6%と脅威の数字をたたき出しています。

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そして、現在、首都圏のインター近くの、巨大な物流施設開発プロジェクトに携わっています。
完成すれば、物流REITが保有する物件では最大の物件になり、AMZNあたりからも引き合いがきているようです。
JALCOはこのプロジェクトの地権者であり、自治体の、ここに建物を建設する主たる事業者指定を待っている状態です。
社長のIRによると、周辺資産価値の上昇が見込めることから、周辺住民の98%の賛同を得ており、地域の雇用を6%向上することができるとのことです。
税収も5年で10億以上の還元ができる見込みで、年内にも自治体の事業者決定が発表される見込みのようです。
このプロジェクトが成功すれば、最大1000億以上の利益につながるとのことです。

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現状の200円以下の株価は、パチンコ業界ということで過小評価されているようですが、保有不動産の価値だけでも割安に放置されていると思われます。
遅くとも、利益基準は再来年にもプライム基準に達する見通しであり、社長もプライム昇格を目指すようです。
そうなれば、TOPIXにも採用されることになり、外人買いも見込めるでしょう。
長期で保有するならテンバガーも狙えるのではないかと感じています。