えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/25(月)

10月22日(金) 相場概況

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり933/値下がり1122
騰落レシオ(25日) 77.27%
空売り比率 47.5%
売買代金 東証一部 2兆4303億円
     マザーズ 1407億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

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VIX指数が、一時14.84まで下落しています。(米株はかなりの楽観状態です。)

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VIX指数 日足

昨日 NYダウは最高値更新しています。
すでに、S&P500は最高値更新しています。
これまで、3指数が最高値更新すると、いったんVIX指数が上昇(米株が下落)する傾向があります。
また、来週はGAFAMの決算が集中します。
GAFAM決算後、米株下落アノマリーもありますので注意が必要です。

業種 精密機器機械電機機器など上昇。
   非鉄金属鉱業鉄鋼など下落。

個別 SOX指数上昇を受けて、前日売り込まれたレーザーテック(6920)東京エレク(8035)が大幅上昇になり、決算も好感されたディスコ(6146)3%近く上昇しています。

JPモルガンが、過去最高の営業利益4000億円が視野にはいったとして、投資判断「Neutral」→「Over」目標株価3700円→4000円に引き上げたコマツ(6301)に買いが集まり、日立建機(6305)SMC(6273)など、他の機械関連にも好影響が波及しています。

上方修正が好感された新日本科学(2395)が急騰し、同じく上方修正を発表したモリ工業(5464)も急伸しています。

わずか3か月でクワトロテンバガーになっているグローバルウェイ(3936)32回目のストップ高になり、上期営業利益がほぼ倍増になったセブン工業(7896)ストップ高になっています。

反面、原油価格の上昇一服を受けてINPEX(1605)が売られ、今週動意づいていた東邦亜鉛(5707)大紀アルミ(5702)など非鉄株手じまいの売りで反落しています。

来週に売り出し価格の発表を控える日本郵政(6178)が商いを伴い強めの下落になりました。

米スナップ社の時間外の株価急落から、デジタル広告関連が警戒を強め、ZHD(4689)サイバーエージェント(4751)などが売り込まれました。

KOA(6999)が上期大幅営業増益着地も計画下振れが嫌気され8%を超える下落になり、新株予約権の発行を発表したリミックスポイント(3825)22.6%の急落になっています。

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日経平均 日足 MACD

日経平均は反発!
寄り付きから売り込まれたものの、75日線(28534円)が下値抵抗線として意識され反発し、終値ベースでわずか1円ではあるものの200日線(28803円)を上回って終わっています。

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野村証券 先物手口

今週、日経平均が大きく下落したのは、意外にも海外勢ではなく野村を中心とした国内勢の売りでした。
恐らく、日本郵政の値決めを意識した動きと思われます。
だとすれば、10/25の月曜日は日本郵政の売り出し価格決定の可能性が高く下落しやすい日になると思われます。

通常、国内証券の手口が相場のリード役を担うことは少ないため、月曜は、引き続き75日線(28534円)や10/6~10/20までの戻りの半値戻し(28391円)あたりでは下げ止まり、火曜日以降は反発に転じると思います。

ただ、私個人的には、超楽観の米国市場がどうしても気になります。
過去 GAFAMの決算をきっかけに米株が調整にはいった場合、米株市場は5%前後下落しています。
日本株が28800円から5%下落すれば27360円になります。
これまで、日本株は米株以上の下落を記録していますので、27000円割れがあってもおかしくありません。

米株下落、中国問題、衆議院選挙、長期金利上昇などなど外国人が売りのきっかけにする材料はいくらでもあります。

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日経平均と相場の波

来週反発にはいったとしても、上記の下落第一波水準(29573円)あたりを超えてこないと下落波動が崩れたとは言えません。

さしあたって、25日線(29030円)を早期奪回できるかがカギになると思います。

バリュエーション面や、騰落レシオが、すでに70%台まで低下していることを考えると、27000円を割り込むような暴落につながる可能性は低いと思いますが、再来週あたりからSQに向けて、外国人が売り仕掛けをしてくる可能性も排除できません。

万が一、27000円を割り込むようなことになれば、年末高はおろか、年明け1月すぎあたりまで下落が続く可能性がありますので、頭のかたすみには入れておいたほうがいいと思います。

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クロスマーケティンググループ(3675)

さて、本日はクロス・マーケティンググループ(3675)を紹介します。

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デジタルマーケティング事業を主軸にDX化、デジタル化の加速を進めていくことにより、総合マーケティング企業として成長をしている会社です。
企業の製品開発の基礎データ、例えば、飲食系であれば試食の結果とか、製品のパッケージのデザインのデータであるとか、タレントの印象データなど、非常に多岐に渡るマーケティングをおこなっています。

以前、ソフトバンクのCMや、朝番組の「とくだね」のグラフのすみに「クロスマーケティング調べ」と載っていたと言えばイメージしやすいでしょうか?

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海外展開も積極的におこなっていて、シンガポールなど、進出しやすい地域は直接、新規参入が困難なところはM&Aで事業規模を拡げてきています。
特にアジア地域は強く、インドには、約1000人のスタッフ、50か所の拠点があるようです。
海外の売上が全体の25%以上を占めてきており、今後も急速に伸びていくことが予想されます。

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前回、8月に発表になった決算は、決算期変更で1-6月の半期発表になりましたが、過去最高売上・最高利益を達成しています。

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22年6月から中期経営計画「DX ACTION2024」がスタートし、最終年度の2024年には、時価総額300億円(現在177億円)、売上高300億円、営業利益30億円を掲げています。

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最新のモーニングスター社のレポートによると、「Over weight」継続想定株価を1200円~1800円に設定しています。
(下限は過去5年の業績予想をもとにディスカウント・キャッシュフローで算出。上限は22年6月の予想EPSに競合2社のPER平均を乗じて算出。)

現状PER15.82倍で、割高とはいえない水準ですので、押し目を拾うにはいい銘柄ではないかと思います。