えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/27(水)

10月26日(火) 相場概況

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1685/値下がり399
騰落レシオ(25日) 77.91%
空売り比率 40.3%
売買代金 東証一部 2兆5741億円
     マザーズ 1642億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

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業種 海運
鉄鋼その他金融などが強い上昇。
   銀行空運 2業種のみ下落。

個別 日経新聞で業績上振れ観測が報道された川崎汽船(9107)5%を超える上昇になり、日本郵船(9101)商船三井(9104)も連れ高しています。

ファーストリテイリング(9983)5%高になり、売り出し価格が決まった日本郵政(6178)売買代金トップになる大商いで5%近い上昇になりました。

米テスラ急伸を手掛かりにパナソニック(6752)が大幅高になり、傘下企業のNTTドコモNTTコミュニケーションズNTTコムウェアを統合し、23年度に1兆円以上のコストを削減すると発表したNTT(9432)も大幅上昇になっています。

前日に続き鉄鋼株が買われ、日本製鉄(5401)神戸鋼(5406)JFEHD(5411)などが続伸しています。

米国民事訴訟の電子証拠開示を効率化させるAIツールである「KIBIT Automoter」を世界最大規模のMicrosoft Azure」上で提供すると発表したFRONTEO(2158)が急騰し、ロケット開発ベンチャーインターステラ資本提携をすることを発表したINCLUSIVE(7078)ストップ高まで買われています。

反面、レーザーテック(6920)キーエンス(6861)イカレント(6532)など値嵩株の一角が逆行安になり、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株も売られています。

決算を材料にキャノンMJ(8060)キャノン電子(7739)が売り込まれ、ニコン(7731)エプソン(6724)コクヨ(7984)など事務機関連が軒並み安くなっています。

ピーシーエー(9629)が上方修正を出すも好感されず、急落し、東映アニメ(4816)も通期見通しを引き上げたにもかかわらず、10%を超える下落に沈んでいます。

グローバルウェイ(3936)は連日のストップ安となり厳しい動きになっています。
  

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日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反発!
マドを開けた上昇になり、ほぼ高値引けになる陽線になっています。
下降する25日線(28905円)上を奪回する動きになっていますが、25日線が下降している間は、早々に下方に揺り戻しがある可能性があり、25日線の傾きが横ばい以上になるためには、約1週間ほどの日柄調整をこなす必要があります。
日本郵政イベント終了の先物買戻しが要因と思われますが、今日の上昇が本物であるなら、早急に10/2029489円を上抜けていく動きになると思います。

本日引け後、日本電産(6594)通期見通し上方修正を発表していますが、明日のマーケットでどのような反応になるかも要注目と思います。

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TOPIXのリビジョンインデックス

さて、本日引け後の日本電産を皮切りに、日本も決算発表が本格化してきます。
上記はTOPIXのリビジョンインデックスアナリストが業績見通しがどのように変化しているかを指数化したもの)ですが、今年の夏場はコロナ感染再抑制と経済再開を期待して上昇傾向であったのが、ここもとはサプライチェーン問題や原材料高が原因で下降気味になっています。

株価が低迷しているのは、まさにこのことが原因と思われ、今回の決算で懸念が払しょくできるかがカギになります。

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恐らく、今回の決算は、数字的にはいい決算を出してくる会社が多いと思います。
ただ、先行きの見通しを慎重に見てくるところも多いことが予想され、決算上振れしたにもかかわらず株価は失望売りというような会社も多いのではないでしょうか?
特に、期待が先行し、割高に買われているグロース株は失望売りになれば、思わぬ下落になる可能性があり注意が必要です。
よほど自信がない限り、決算を当て込んだ買いはリスクが高いと思います。

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通期で上方修正を出す銘柄は、株価水準やコンセンサスにもよりますが、下期以降も自信がある企業と思われ買いで検討してもいいと思います。

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決算資料で「値上げ」「原価低減」などのキーワードがあるかにも注目です。
上記は日経電子版ですが、値上げに転嫁しても、一定の需要が落ちない会社の株価は強いと思います。

また、原油のように、価格上昇により困る人がでてくる分野は、その動きを是正しようとする動きが出てきやすいため、会社計画の前提条件に市況が多く含まれる会社は注意が必要と思います。

PERが100倍を超えるような銘柄は、高成長があたりまえで、好決算を出しても、失望売りもあり得ますが、PERが10倍を割るような銘柄は、普段注目を浴びてない分、好決算が思わぬ株価上昇につながことがあります。

マーケットで、これからの時流にのると思われる分野で割安に放置されている銘柄をスクリーニングするのもおもしろいと思います。