えのキングの投資日記

日本株投資日誌

11/8(月)

11月5日(金) 相場概況

f:id:ENOKINGkun:20211106110715p:plain

f:id:ENOKINGkun:20211106110749p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり540/値下がり1591
騰落レシオ(25日)89.09%
空売り比率 41.6%
売買代金 東証一部 2兆9916億円
     マザーズ 1881億円

f:id:ENOKINGkun:20211106111348p:plain

日経平均 S&P500 日経VI VIX

f:id:ENOKINGkun:20211106111429p:plain


業種 水産・農林
その他製品金属製品など上昇。
   海運鉄鋼倉庫・運輸など下落。

個別 3Qの好業績と増配が確認されたSUMCO(3436)7%近い上昇になり、レーザーテック(6920)東京エレク(8035)など半導体関連がしっかりの動きになりました。

上方修正を発表した任天堂(7974)は売りが先行したものの切り返し、3%を超える上昇になり、ファーストリテイリング(9983)キーエンス(6861)など値がさ株の一角も反発しています。

上期の大幅増益が好感されたレノバ(9519)ストップ高になり、コナミHD(9766)UACJ(5741)も決算を材料に大幅高になっています。

ルフレッサ(2784)は通期の見通しを引き下げるも自社株買いが好感されて急伸し、米国子会社のNY証上場意向を材料にマネックスG(8984)ストップ高まで買われています。

反面、日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運大手3社が連日の大幅安になり、日本製鉄(5401)神戸製鋼(5406)JFEHD(5411)など鉄鋼株も厳しい下落にみまわれました。

長期金利下落を受けて、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)みずほ(8411)など銀行株軟調になり、ダイキン(6367)三菱商事(8058)も上方修正が好感されず大幅安になっています。

グローブライド(7990)は通期見通しを上方修正したものの、上期までの実績から引き上げ幅が物足らないとみなされストップ安まで売り込まれ、上期の最終利益が計画を下振れたオールアバウト(2454)ストップ安になっています。

マザーズに新規上場したフォトシンス(4379)は公募価格割れからスタートになり、一時公募価格以上に持ち直すも、終値は初値を下回る動きになりました。

f:id:ENOKINGkun:20211106132101p:plain

日経平均 日足 MACD

日経平均は反落!
前日の上昇で形成したマドを埋め戻す陰線を形成しています。
しかしながら、29500円近辺では底堅い動きになり、5日線(29493円)上はキープしています。
先高期待は継続しており、9/29の急落で形成した大きなマド埋め(30001円)を達成できるかが注目になりそうです。

f:id:ENOKINGkun:20211106133658p:plain

米 雇用統計

f:id:ENOKINGkun:20211106134422p:plain


注目された米雇用統計ですが、市場予想を上回る結果となり、米国3指数ともに上昇して終わっています。

f:id:ENOKINGkun:20211106134711p:plain

SP500 日足 RSI

しかしながら、S&P500のチャートをみると、高値圏での十字足になっていて、RSIをみても80%以上の過熱状態になっていることがわかります。
昨日は、株価が上昇したにも関わらずVIX指数は上昇しています。
米株が調整になった時に、日経平均が29500円を維持しながら上昇基調を保てるのか注目になると思います。

f:id:ENOKINGkun:20211106145452p:plain

f:id:ENOKINGkun:20211106145805p:plain

ウェルスナビ(7342)

さて、本日はウェルスナビ(7342)を紹介します。
昨年12/22に上場して、5/28初値の約2.4倍4740円をつけたあとは下落トレンドに入っています。

f:id:ENOKINGkun:20211106151501p:plain

これまでは、毎期赤字決算になっていましたので、株価は将来の期待を見込んで買われていました。
赤字ですからPERも営業利益率も算出できません。
ロボアドバイザーの上場は日本で初めてなので比較する対象もないため、適正株価が推測しにくい面があります。
したがって、株価も、トレンドや環境に左右されやすい銘柄になりますので、下落トレンドの終了を慎重に見極める必要があります。

f:id:ENOKINGkun:20211106154604p:plain

ウェルスナビのビジネスモデルは言わずもがなですが、預かり資産の1%を手数料として受け取るというものです。
この1%がウェルスナビ収益になるわけですが、実際にはここからAI運用費用なるものが差し引かれます。
昨年2020年度は預かり資産が2471億円で、収益が1%24.7億円になっているのですが、そのうちAI運用費用が7.4億円もかかっています。
つまり、なかなか利益が出にくい状態であると言えると思います。

f:id:ENOKINGkun:20211106155939p:plain

ところが、9/7にウェルスナビは預かり資産が5500億円を突破したと発表しています。
約1年で2000億円も増えたことになり、驚異的な伸び率になっています。

f:id:ENOKINGkun:20211106161329p:plain

これは、スマホで完結する手軽な契約形態であることと、銀行、ネット証券を中心とした提携パートナーが、勝手に契約を取ってきてくれる仕組みにあると思われます。

f:id:ENOKINGkun:20211106161815p:plain

そして、既存顧客の約69%が自動積立を選択していて、結果、年20%以上の複利で増えていく状態になっています。

預かり資産が増えれば、当然収益率も高くなりますので、黒字化が早まります。

しかも、ウェルスナビの顧客層は年齢の若い世代が多く、6割以上の顧客が10年以上の運用を希望しています。

四季報は来期からの黒字予想を提示していますが、株価が下げ止まったところを見極め、中長期で保有するのはおもしろいと思います。