5月24日(火)
【相場概況】
東証プライムの値上がり銘柄215/値下がり銘柄1569
騰落レシオ(25日)92.83%
空売り比率 43.0%
売買代金 東証プライム 2兆6381億円
東証スタンダード 697億円
東証グロース 1311億円
【恐怖指数】
恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)
【業種】
【個別】
日本郵船(9101)、商船三井(9104)が逆行高になり、玉井商船(9127)や名村造船所(7014)、内海造船(7018)など中堅海運株が急騰しています。
岸田首相がバイデン大統領の会談で、防衛費を大幅に増やす方針を強調したことから、三菱重工(7011)や東京計器(7721)など防衛関連株が買われています。
三菱UFJMSが目標株価を12300円→12900円に引き上げたバンダイナムコHD(7832)が買いを集め、同じく、三菱UFJMSが目標株価を2700円→2900円に引き上げたDMG森精機(6141)も大幅高になっています。
SBI証券が目標株価を2200円→2500円に引き上げたエネチェンジ(4169)が一時ストップ高になるまで買われ、AOKIホールディングス(8214)との資本業務提携を発表したランシステム(3326)は、場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
反面、米スナップの時間外の急落の影響で、東証グロース市場が総崩れになり、メルカリ(4385)やフリー(4478)、JTOWER(4485)など主力株が大幅安になっています。
楽天G(4755)は傘下の楽天証券上場準備開始を受けて、買いが先行したものの、携帯料金ゼロプラン廃止により業績不透明感が強まったとの見方から、マイナス転換し、3%近い下落になっています。
月次が冴えなかった西松屋チェーン(7545)やしまむら(8227)も大幅安になっています。
直近、債務超過解消で買われていたレオパレス21(8848)が利益確定売りで急落し、前日ストップ安したヘリオス(4593)も、2日続けてのストップ安比例配分に沈んでいます。
【テクニカル分析】
日経平均は反落!
米株高にもかかわらず、寄り付き天井となり、力なく下落しています。
27000円の壁に再度跳ね返され、下落トレンドは継続。75日線(26821円)や5日線(26760円)を割り込み上値の重さを感じさせます。
明日以降、25日線(26726円)を守りながら、三回目の27000円トライとなるかが注目です。
【本日のトピック】
米FRB、9月の利上げ一時停止「理にかなう」=アトランタ連銀総裁 (msn.com)
さて、昨日 アトランタ連銀のボスティック総裁は「6月と7月に0.5%の利上げをおこなった後、インフレと経済の影響を精査するため、いったん利上げを停止することは理にかなう」と発言しています。
この内容は、連銀総裁は、すでにインフレは沈静化する傾向にあり、それよりリセッション入りを警戒すべきという考えをもっているということです。
CMEの FedWatch ツール: FOMCへカウントダウン (cmegroup.com)
FED Watchをみても、年内の利上げが2.5%~2.75%に留まる見通しの割合が増えていますので、市場の関心もインフレからリセッションに移ってきていると思われます。
市場のリセッション懸念は行き過ぎ-ゴールドマンやJPモルガン - Bloomberg
5/19には、ゴールドマンやJPモルガンはリセッション懸念は行き過ぎとのコメントを出していますが・・
一方で、情報の出元は不明ながら、上記のようなTwitterもあり、専門家の間でもリセッションの見通しは割れているのかもしれません。
リセッション入りを客観的にはかるためには、上記2年国債利回りが10年国債利回りと逆転現象がおこる逆イールドが起こるかでしょう。
もし、逆イールドが起こればリセッション入りの可能性は非常に高いと思われます。
(現状では、可能性は低そうですが・・・)
スナップ、業績見通し引き下げ-ソーシャルメディア株軒並み安 - Bloomberg
ただ、本日場中に報道されたスナップの時間外の暴落で、あれだけマーケットが揺れるのですから、リセッションの影にマーケットがビクついているのは確かでしょう。
今週の予定では、FOMC議事録や住宅販売は織り込んでいるでしょうから、注目すべきは、本日のベストバイ、明日のエヌビディア、明後日のコストコの決算後のマーケットの反応だと思います。
上記のTwitterにもあるように、これらの決算を通過してS&P500が直近安値の3909を割らないかにも注目しておいたほうがよさそうです。
【おまけ】
三人でザギンいこーぜ!ザギン!
フミオのツケで!